今回はスタッフでお醤油を持ち寄って味くらべを企画してみました。
醤油のおはなし

日本ではお馴染みの調味料ですが、その歴史はとても古く、資料に「醤油」の文字が登場したのは安土桃山時代とのこと。
原材料は大豆、小麦、塩とシンプルで、蒸した大豆と煎って砕した小麦に麹を混ぜて、寝かせること3日間。
そして、塩水をまぜて発酵と熟成まで1年〜1年半。その間は職人さんが見守りながら、かき混ぜて香りと見た目で出来を判断しながら「もろみ」を作ります。
桶は、木樽やコンクリートタンク、FRPタンク、ステンレスタンクなどさまざまなものが使われていますが、ステンレスタンクは短時間で「もろみ」が作れるようです。
更に「もろみ」は圧搾されて「生揚醤油」となり、火入れ、ろ過の工程を経て醤油として市場にでます。
すごく手間ですね!うちでは、木樽でくつられた貴重なお醤油をなるべく無駄にしないように大切に使っています。
本題の味くらべは

一言に「醤油」といっても、製造方法がちがうので艶も香りも味もそれぞれ。家庭から持ち寄った9種の醤油の味比べをして、奥深いお醤油の世界と向き合いました。
単に高いからと言って、美味しいわけでもなく、並べたお醤油を眺めているだけでも楽しい時間となりました。
ちなみに、お醤油を作る木樽ですが、文字通りの一生もので100年以上使ってみてる蔵もあります。そのためか、職人さんがおらず日本のお醤油文化の先も心配ですね。
これを読んで頂いた皆さんには、是非とも木樽で仕込んだ日本のお醤油を選んで頂けると嬉しく思います。
木樽仕込みの蔵
ヤマロクさんは、木樽から作られる本気ぶり!是非ホームページをのぞいて見てください。